未来社会のビジネス

2213年7月25日

未来社会のビジネスは、旧社会のそれとは異なり、金儲けを目的としていません。これはカネというものがそもそも存在しないため、当然のことです。

となると、ビジネスは何を目的とするのかと言えば、公益です。未来社会のビジネスとは公益事業です。すると、自動車製造やインターネット・サービスまで公益事業?という疑問が浮かぶかもしれません。

これらも公益事業です。自動車製造であれば自動車という交通手段の提供という公益を、インターネット・サービスであればインターネットという情報手段の提供という公益を目的としています。

資本主義の時代にはこうした事業はすべて金儲けを目的とする営利事業として展開されていて、それが「ビジネス」と呼ばれていたのですが、共産主義の未来社会ではむしろ非営利公益事業がビジネスなのです。

資本主義時代の営利企業の代表格は、株式会社でした。今、株式会社は存在しません。未来社会のビジネスを展開しているのは、社会的企業と呼ばれる公益事業体です。社会的企業には業務内容や規模に応じて種別があるのですが、ここでは細かい問題は省略します。

ところで、未来社会に営利事業は一切存在しないかと言えば、そうでもありません。公式のものとしては存在しませんが、伝統的な青空市やインターネット上の物々交換サイトが盛んです。中には事実上物々交換ビジネスを展開している人たちもいます。

貨幣交換はありませんが、その代わり物々交換は禁止されておらず、合法的な「ビジネス」です。物々交換なんてまるで先史時代に逆戻り?たしかにそうですが、インターネット物々交換は現代的・未来的ではないでしょうか。

というわけで、未来社会のビジネスは公式には公益事業、非公式には物々交換型の営利事業という二元的な混合経済のようになっています。

ちなみにビジネス界で働く人を特にビジネスマン/パーソンと呼ぶ習慣は消滅し、働く人はみな労働者=ワーカーです。もっとも、ワーカホリック(仕事中毒)はもはや存在しませんが。
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by komunisto | 2013-07-25 08:32 | 経済