未来社会の交通手段

2213年7月31日

23世紀未来社会の交通手段としては、列車と船の復権著しいのが特徴です。自動車と飛行機全盛の21世紀から飛んできた者にとってはレトロな感じもします。

旧世界先進諸国の代名詞であった「クルマ社会」は環境規制が強化された今や、すでに過去の歴史です。マイカーを持つ習慣も都市部ではほとんど見られません。日本の代名詞でもあった自動車産業も過去のものとなり、23世紀の日本はむしろ鉄道車両製造で世界トップクラスとみなされています。

バスは地方の町村部を除き、路面電車やライトレールに代替されつつあります。東京でも昔懐かしい路面電車網が復活しています。貨物輸送は地産地消経済の発達によりトラックによる長距離輸送が減少し、自動車と鉄道の組み合わせが主流となっています。

高速交通についてはいっそう進歩した高速航空機が登場しているものの、国際商業活動が行われていないため、世界の空を飛び回るビジネス客もなく、航空は観光と貨物輸送が中心です。ちなみに日本のご自慢・新幹線はすべて高速リニアモーターカーに転換されており、これも人気の高速交通となっています。

とはいえ、商業ビジネスが廃された結果、人々はあまり短時間・長距離の移動を必要としなくなりました。23世紀の人々はゆったりと時間をかけて景色を楽しむ移動を好むようです。

船旅が復権しているのも、そのためでしょう。旧世界では高価なブルジョワ的旅行であった船旅も今や無料。豪華客船にタダ乗りして世界一周旅行もあり、という時代です。 
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by komunisto | 2013-07-31 13:22 | 経済