ロボコップ活躍中

2213年8月18日

かつて未来社会というと、ロボットが各方面で活躍するロボット化社会というイメージがありました。SF小説・映画ではロボットは定番的登場「人物」でした。23世紀の社会はどうでしょうか。

この点、意外なことに、ロボットの活躍場面は案外限られています。かつて喧伝された家事ロボットも実用化されていますが、一般家庭に広く普及してはいないようです。

これに対し、工場のロボット化はいっそう進んでおり、量産体制を取る工場では人力はロボットのシステム管理者だけという状況です。ただ未来社会は大量生産体制ではなく、基本的に多品種適量生産体制なので、手工業的生産様式が復権しており、ロボット化工場は限られています。

現在ロボットが最も活躍中なのは、保安・警察といったセキュリティーの分野です。民間保安では、前にご報告したように、スーパーやコンビニに当たる物品供給所での盗難防止ロボットが普及しています。その他、かつて人間が務めていた守衛やガードマンも今や保安ロボットに置き換わっています。

また公式の警察でも、警察犬に代わって禁制品探索ロボットなどの捜索ロボットが活躍中です。これは一つには、旧社会に比べ動物の権利保護が格段に進んだことで、犬を含む動物の使役に厳しい法的制約が課せられていることも影響しているようです。

さらに警備警察でも、イベント等の警備には人間の警察官とともに、警備ロボットも出動します。これなどはまさにロボコップです。もっとも、映画のロボコップのように死んだ人間の細胞で作られたサイボーグではなく、正真正銘のロボットですが。

こうして23世紀の社会はロボット化社会と言ってもよいのですが、それは私ども「旧人類」が夢想したようにロボットがすべてをやってくれる社会ではなく、人力の補完・効率化のためのロボット化社会だと言えるでしょう。
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by komunisto | 2013-08-18 10:04 | 社会