地域圏(郡)について

2214年2月7日

先日、近くの基礎教育課程の学校を見学したことをご報告しました。この学校の正式名称は「K郡立S第三基礎学校第二学舎」と長いのですが、このうち冒頭のK郡とは法律上地域圏と呼ばれる中間自治体のことを指しており、S市はその中に包含される10数個の市の一つなのです。

21世紀当時の地方自治制度は市町村と都道府県の二層構造でしたが、23世紀の現在は市町村、郡、道の三層(市では区が設けられることも)を基本としています。地域圏とは、郡の法律上の一般名称です(同じく、道は地方圏)。

こうした郡には他の自治体同様、民衆会議が置かれ、やはり免許取得者からくじ引きで選出される代議員が存在します。K郡民衆会議は隣りの市に置かれているため、S市民衆会議ほど身近ではありませんが、旧都道府県議会よりは生活現場に近いところにある代表機関です。

実は郡と呼ばれる地方行政単位は20世紀の第二次世界大戦前の一時期にも存在していたのですが、それが復活した形となっています。復活といっても旧郡がそのまま復活されているわけではないようで、時折必要に応じて区割り変更もある変動的な自治体なのですが、私の地元に関しては旧制のK郡がおおむね復活されています。

現代の郡の役割は、公教育と地域医療、それに消防、上下水道が主要なものです。かつてこれらは主に市町村で担っていましたが、いずれも小さな基礎自治体で担うには重い役割のため、周辺市町村を束ねた中間自治体が創設されたのです。

その結果、特に地域医療に関しては、一般に中小規模の市町村立病院では限界のあった総合医療や救命医療の機能が郡立病院化により大幅に向上しています。また基礎教育では、かつて主に都道府県が担った旧高校レベルの課程まで郡内で完結させることができるようになっています。
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by komunisto | 2014-02-07 10:02 | 政治