クールなアフリカ

2214年10月15日

アフリカと言えば、21世紀までは貧困、紛争というイメージの強い地域で、事実そうした問題が集中していました。一部の諸国では資本主義がある程度軌道に乗り、経済発展を見せ始めてもいましたが、それは格差や腐敗を伴う歪んだ「発展」でもありました。

200年を経て、現在はどうでしょう。おそらく、アフリカはこの200年で最も劇的に変化した地域です。もはや貧困や紛争は過去の悲劇。今や、アフリカは洗練されたクール(エスペラント語ではチャルマ)な地域として、文化的にも世界の注目を集める場所なのです。

そうなったのも、貨幣経済・資本主義の廃止という革命的な変革の恩恵です。アフリカの伝統的な共同体生活は元来、資本主義より共産主義に適合的にできていました。それを無理に資本主義的な経済開発路線に乗せようとしたことが、アフリカを苦しめていたのです。

貨幣収入を得るのに苦労の多かった農村でも、貨幣経済の廃止により自給自足生活が可能となり、豊かな農村が回復されました。地球温暖化が緩和されたため、干ばつ被害も最小限で済んでいます。

豊かになったことで、寿命が延びると同時に人口爆発現象にも歯止めがかかり、多子若年化でも、少子高齢化でもない、中子高齢化が最適条件で実現されており、人口問題でも23世紀のアフリカは模範的です。

そうした点で、かつてアフリカ自身が拒んでいた面もある共産化は、アフリカ的問題の最高の治療薬となりました。そればかりか、アフリカを世界でも最も洗練された地域へと発展させ、共産主義的成長のモデルにまで押し上げたのです。

そのため、世界が共産化された現在、その中心がアメリカでなく、アフリカであることは必然と言えるでしょう。実際、世界を束ねる世界共同体の本部―旧国際連合本部に相当―は、ニューヨークではなく、南アフリカ領域圏の最大都市ヨハネスブルグにあります。
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by komunisto | 2014-10-15 10:07 | 経済