23世紀の新年参賀

2215年1月1日

21世紀までの日本では新年参賀と言えば、2日に行われる天皇・皇后をはじめとする皇族の「お目見え」が恒例で、これに新年の始まりを感じるという方もあったでしょう。23世紀の現在、もはやこのようなことはありません。

23世紀の新年参賀は、中央民衆議事堂前広場で行なわれる新年の儀です。これは大晦日の前夜からカウントダウンの形で行なわれる一大行事となっており、毎年大勢の市民が集まります。

新年の儀には中央民衆会議議長をはじめとする民衆会議執行部のメンバーも加わって、盛大に新年を祝い、議長が新年の辞を演説します。音楽の演奏などもあるようです。

このイベントが行なわれる中央民衆議事堂前広場は、ほぼ旧皇居前広場に当たるエリアです。皇居跡地に中央民衆議事堂が建てられており、その前に広場があるという構成になります。

ところで、民衆広場という空間は全世界にあり、全世界同時にカウントダウンすることが恒例となっていて、その様子はテレビや動画で中継されます。世界共同体の下、世界が一つになったことを実感できる瞬間です。

では、どうしてもロイヤルファミリーの参賀に駆けつけたい人は?残念ながら、その期待はかなえられません。いずれ詳しくご紹介するように、23世紀にはロイヤルファミリーというものはもはや存在せず、天皇・皇族は称号を保持しながらも、一般市民化されているからです。

天皇家は現在、「特例市民」という特別な市民として明治維新までの居住地であった京都に住んでいますが、実質は一般市民と同等なため、新年に特別な参賀を受けることもなく、一般家庭同様、プライベートに新年を迎えます。
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by komunisto | 2015-01-01 13:43 | 社会