「嫁」は死語

2215年2月6日

23世紀には婚姻の制度が大きく変革され、結婚制度(法律婚制度)はよりインフォーマルな登録パートナーシップ制度に変化していることについて、これまでにも、いくつかの記事でご報告してきました。

この制度の下では、もはや夫と妻という性別役割関係もなく、どちらも完全対等なパートナーです。ですから、男性同士、女性同士のパートナー関係も全く自由です。

これによって、「嫁」という語は死語になりました。辞書にはまだ搭載されていますが、【死語】もしくは【廃語】の表記が付され、「旧結婚制度の下で、妻の別称」などと解説されています。辞書によっては、「女性配偶者を家政婦扱いする古い男性優位の観念に基づく用語」といったご丁寧な注記をしているものまであるほどです。

こういう次第ですから、当然、「夫は仕事、妻は家事育児」などという性別役割分担は全く見られません。パートナー同士は仕事も、家事育児も対等分担が常識です。古い性別役割分担の習慣が根強く残されていることで悪名高かった日本社会も、この点では革命的に変化しています。

女性陣にとっては、まさに「家付きの女」=「嫁」という古い従属的地位からの解放の時代の到来ですが、男性陣はどう思っているのか、周囲に聞いてみると、特に不満はないようです。男性にとっても、「夫」という役割に束縛される旧結婚制度は良くないという意見も見られました。

一方、こうしたインフォーマルで対等なパートナー関係は解消されるのも早いのではないかと予想したのですが、予想は外れました。統計上解消(離婚)に至るパートナーシップは全体の20パーセント程度で、大部分は長持ちしているようです。

その理由はまだはっきりと把握できていないのですが、一つには自治体が運営するマッチングサービス―言わば公共結婚相談所―が効果を発揮しているようです。これについては、稿を改めてご報告しましょう。
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by komunisto | 2015-02-06 14:11 | 社会