2017年 08月 13日 ( 1 )

2217年8月13日

ルシーオ合同領域圏から南下してウクライニーオ領域圏に入りました。旧ウクライナです。ウクライナと言えば、そちら21世紀には新ロシア派東部と反ロシア派西部の間で、ロシアも深く絡んだ根深い内戦が続いているでしょう。

元来、旧ウクライナの首都キエフこそがロシア国家の発祥地でもあり、ロシアとウクライナに大差はないはずなのですが、歴史の進行の過程で分立し、事態が複雑化してしまったようであります。

この対立は結局のところ、ドネツクを中心とする東部地域の一部分離、ルシーオ連合への自治的編入という形で決着することになります。この自治的編入地域は「新ロシア」を意味するノヴルシーオと呼ばれ、改めて独立した領域圏への昇格も検討されているようです。

従って、23世紀現在のウクライニーオは、21世紀中にロシアに併合されたクリミアも除かれ、旧ウクライナよりずっと縮小された形になっています。しかしルシーオとウクライニーオの関係は決して険悪なものではなく、ウクライニーオはルシーオ合同領域圏の招聘領域圏としてオブザーバ参加し、政策協調関係にあります。これも国家という枠組みが取り払われた世界共同体システムの恩恵でしょう。

実際、ウクライニーオとルシーオに包含されるノヴルシーオの間に国境線のような障壁はなく、簡素な標識と駐在所のような小規模の検問所あるのみ、筆者のような旅行者でも原則として自由に往来可能なのです。

さて、現ウクライニーオの代表都市は旧ウクライナ時代と同じキエフです。ここは聖ソフィア大聖堂やキエフ洞窟大修道院を中心とする中世以来の古い教会建築の宝庫で、現在でも厳正に保存され、拝観することができます。一方でキエフは23世紀的な街でもあり、ポストモダン芸術にも富むなど、新旧融合の文化が見られます。

縮小されたとはいえ、ウクライニーオには、キエフ以外にもオデッサやリヴィウなど、見所の多い都市がたくさんありますが、全部は回り切れません。ウクライニーオの次はさらに南下してルマニーオ〔ルーマニア〕に入ります。
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