<   2016年 12月 ( 1 )   > この月の画像一覧

2216年12月22日

23世紀未来社会に飛んできて、3年が過ぎました。かつて触発されたウィリアム・モリスの『ユートピアだより』では、主人公が体験したユートピアはすべて夢であったことが最後に暴露され、現実世界に引き戻されるという残念なオチで終わるのですが、こちらのタイムトラベルはまだまだ続きます。

ただ、これまでは、主として日本の様子を中心にご報告してまいりましたが、そろそろ話のネタも尽きかけてきましたので、来年からは、海外に目を向けた連載をしようと思います。以前のたよりでもご報告したとおり、23世紀には国家とか国境といった概念はなく、各領域圏の出入りは原則自由です。

しかも、貨幣経済は廃されており、旅客機・客船を含む公共交通機関の利用はすべて無料乗り放題。ということで、無一文で飛んできた私のような者でも自由に世界を飛び回れるのです。そこで、来年以降は23世紀世界一周旅行に出ようと思います。今度は23世紀のガリバー旅行記です。

ところで、これも以前のたよりでご報告したように、23世紀の世界公用語はエスペラント語です。そのため、世界共同体を構成する各領域圏名も公式にはすべてエスペラントで表記されます。例えば、日本ならヤパニーオとなります。

そこで、本旅行記では領域圏名を原則としてエスペラント読みで片仮名表記しますが、21世紀の読者にはわかりにくくなりかねないため、さっそく以下に示すとおり、エスペラント表記の後に〔〕書きで日本語での旧称を付記することとします。

そのうえで、回り方の予定ですが、北辺の氷の島イスランド〔アイスランド〕から―なぜイスランドからなのかは次回ご説明します―始め、欧州を南下して21世紀とは最も激変したアフリーコ〔アフリカ〕を縦断していきます。そこから、西アジーオ〔アジア〕に入って東へ進んでいこうと思います。

ただし、これまでと同様、文字情報のみで、写真は掲載できません。なぜなら、文字情報を200年遡ってそちら21世紀へ送信することはできるのですが、画像情報についてはできない仕組みになっているためです。それが技術的な限界なのか、政策的な通信統制なのかは不明です。

というわけで、23世紀未来世界の様子をビジュアルにお伝えすることはかないませんが、できるだけイメージが浮かぶような文章表現を工夫しながら、ご報告していきたいと考えています。更新ペースは引き続き不定期のため、閑散としたものとなるでしょうが、お許しください。それでは、また来年。
[PR]