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働くことの意味

2213年6月25日

貨幣が廃止された未来社会における就職は極めて自由です。もはや生活のために就職を強いられることはありません。貨幣交換システムの廃止に伴い、労働も労働力=商品の売買ではなくなり、すべて無償のボランティア仕事となっています。

未来社会における労働の目的は、旧社会では理想にすぎなかった自己実現にあると考えられています。すなわち働くことそのものが目的なのです。

かつてのように学業を終えると一斉就職する慣行も消滅しています。ただ、学業を終えた人は早晩、何らかの職に就きますが、やりたい職がなければ、自分で職を創ることもできます。ブロガーもその一つと言えるでしょう。

そんなことでは怠け者だらけになってしまわないか?実は、かつて貨幣が廃止された直後、しばらくは罰則付きの労働義務というものがあったそうです。実際、当時はまだ貨幣交換システムの中で育った人が大半であったため、貨幣なしで生活でき、労働が無報酬では誰も働こうとしなくなるのではないかということが懸念されたのです。

しかし試験的に労働義務を廃止してみたところ、そうした心配は杞憂とわかりました。人間は何も労働せずにいるとくるってしまうもののようです。おそらく労働とは、人間にとって生きることそのものなのでしょう。

それでも人によってはギャンブル漬けにならないか?ノーです。確率に対してカネを賭けるギャンブルは、貨幣廃止とともにとうに廃れてしまったからです。そうした過去のギャンブルの象徴として、一部の競馬場は遺跡として保存されています。

ちなみに、旧社会では日雇い仕事の代名詞でもあった建設作業は、今日では地方自治体に所属する「建設作業隊」というれっきとした公営の労働団が一手に請け負います。建設作業員はもはや日雇いではなく、専門的な常勤職として人気職種の一つとなっているのです。 
by komunisto | 2013-06-25 13:15 | 生活