未来社会のマスメディア

2213年7月28日

未来社会のマスメディアはネットニュース、ラジオ、テレビの順で活用されています。ネットニュースが一番に来ることについては、インターネット花盛りの21世紀の皆さんにとってもすでに特段不思議はないと思います。

二番目にラジオという最も古典的な音声メディアが来るのは少し不思議かもしれませんが、未来社会ではレトロなラジオに再び人気が集まっています。とはいえ、これもネットを通じて聴くというパターンが主流で、昔懐かしいラジカセはすでに骨董品としてしか存在しません。

反面、テレビはやや下火です。テレビ局は衛星放送も含め健在ではありますが、省電のため日中と未明には放送が長時間休止するため、21世紀に比べ、番組の放映時間自体が短縮化されていることもあり、視聴時間は減少しています。特にニュースはネットの24時間動画ニュースに完敗しています。

ところで、マスメディアの元祖・新聞の名が挙がりませんでした。実は、新聞は最初に挙げたネットニュースにほぼ統合されており、紙媒体の新聞は今や地元のタウン紙や専門紙ぐらいに限られています。

これらメディアも、旧世界では商業的報道機関とNHKのような公共報道機関(国によっては国営報道機関)の二元制でしたが、今ではすべて「メディア法人」という公益事業体で運営されています。ここでも、メディアは公益事業です。

他方、前に述べた代議機関・民衆会議が直営メディアとして「民衆会議テレビ」を保有しており、中央・地方それぞれの民衆会議が審議中継や重要な法案・新規法律の解説番組を毎日放映しています。旧社会の制度に即して言えば、国会テレビとか地方議会テレビといったものですが、当時私の知る限りそのようなメディアは存在していませんでした。

ちなみに、未来社会のマスメディア上ではいわゆる犯罪報道がほとんど見られません。これはどうしたことか、検閲でもされているのかと当初思ったものですが、そうではありませんでした。この問題を巡ってはやや複雑な事情があるため、いずれ別途ご報告します。
[PR]
by komunisto | 2013-07-28 11:49 | 情報