人気ブログランキング |

平均寿命100歳

2213年8月3日

私が旧世界に生きていた21世紀初頭頃、先進諸国の平均寿命は年々上昇し、特に日本は世界一の長寿国となっていましたが、反面として介護の問題が社会全体にのしかかっていました。

私は個人的に当時から、ヒトの平均寿命は75歳前後が適正ではないかと考えていたのですが、23世紀の今、世界的に平均寿命が飛躍しており、日本では男女とも平均寿命は100歳台です。私の目論みは外れ、世界は長寿化しているのです。

その原因として、アフリカに代表されるようなかつての短命地域では食糧生産や保健衛生の向上が進む一方で、日本のようなところでは「飽食」が是正されたことで、かえって長寿化がいっそう進んでいるというのです。

資本主義的な「飽食」は一定の長寿を実現する一方で、糖尿病のような成人病の増加により平均寿命の延びを抑制している面もあったことが明らかとなっています。

これに対して、共産主義は必要なものを必要なだけ生産するシステムであるため、全体として相対的な少量生産になりがちです。それは食品にもあてはまりますから、共産主義の未来社会に「飽食」はあり得ません。

また前に指摘した「最小限医療社会」ということも影響しているでしょう。医療に関する考え方が変わり、むやみに病院を受診しないことが常識となっています。このことがかえっていわゆる「医原病」のような事態を防止していると考えられるのです。

私が平均寿命75歳を適正と考えた理由は介護問題にあったのですが、これも不思議なことに未来社会に要介護老人は少なく、かつて理想とされた健康長寿が実現しています。万が一要介護になっても、比較的ゆとりをもって介護システムが機能しているため、介護に不安を持つ必要はないわけです。

要介護者の減少に関しても、やはり「飽食」の是正に加え、病院のような治療機関よりも保健所のような予防機関が活用されていることが大いに影響しているものと考えられます。
by komunisto | 2013-08-03 10:29 | 死生