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食は安全

2214年1月10日

2014年1月の日本では、大手食品会社の冷凍食品への農薬混入による全国的な被害という普段全く想定外の大事件で揺れているようですが、こういう事件は23世紀にはほとんど考えられません。

まず第一に23世紀社会の食品は地産地消が徹底しています。主要な食品は、各地方圏ごとに設置され地方圏住民全員が自動的に加入する消費事業組合が一括して供給しているため、万一このような事態があっても全土に被害が広がることはなく、せいぜい当該地方圏―群馬工場の事件であれば、旧群馬県を含む北関東地方圏―の範囲で抑えられるのです。

しかし、そもそも工場で量産される一般食に農薬が混入するということ自体が考えられません。というのも、冷凍食品のように工場で量産される既製食品は冷凍による長期保存食のようなものに限られ、あまり種類がないからです。

現在、かつてのスーパーやコンビニに相当する物品供給所でも食品の多くは未調理の食材の形で供給されており、料理は家庭で一から作るという資本主義以前の習慣へ立ち戻っています。

農薬の混入は論外ですが、冷凍食品を全国的に、さらには海外にも流通させるとなれば、保存のための薬剤を使用せざるを得ず、人体には決して有益ではない物質が摂取されることになります。この点で、既製食品に頼らない23世紀の食生活は安全です。

ですが、既製食品が少ないと、私のように料理が苦手な人間はそれこそ食べていけない社会ではないか?しかし、心配は要りません。物品供給所の食品コーナーでは食材や調味料と一緒に、それらを使って作れる簡単料理レシピも必ず置いてありますから、それを参考にすれば、簡単な家庭料理は誰でも一応作れるようになっているのです。

こうして23世紀の食は地元で取れた/獲れた食材を使って、手作りするということが基本となっています。そのため、あえて「食の安全」を「対策」する必要もなく、そもそも「食は安全」なのです。
by komunisto | 2014-01-10 10:19 | 生活