再生医療の普及

2214年4月4日

2014年の日本では、歴史ある理化学研究所が発表したいわゆるSTAP細胞に関する論文に不正疑惑が持ち上がり、騒ぎになっているようですが、200年後の今、こうした万能細胞を活用した再生医療は非常に普及しています。

日常的に地域の病院で再生医療を受けられるわけではありませんが、再生医療の専門医を配置した専門病院が集約化されており、そこへ行けば、無償で治療を受けられます。

こうした再生医療の技術的基盤となっているのは、iPS細胞の改良版です。これは21世紀に日本の山中博士がノーベル賞を受賞した技術ですが、当時はまだ医療的実用に至っていなかったのが、200年の間に改良され、より簡単かつ安全に利用できるようになったのです。

その結果、200年前には臓器移植しか治療法のなかった病気も再生医療が利用できるようになり、臓器移植という技術は過去のものとなりましたし、そもそも治療法のなかった筋ジストロフィーのような難治神経疾患も治るようになりました。

ちなみに200年前捏造騒ぎになったSTAP細胞ですが、あのように特許競争と研究資金獲得競争が絡んだ疑惑の研究は、共産主義の23世紀社会ではまず起こり得ません。貨幣経済が廃された現在、研究には「特許」も「資金」もないからです。実用的な研究もすべて無償で、純粋に学問として研究されているのです。

iPS細胞より簡易に作成でき、倫理的な問題を軽減できる万能細胞の研究開発は現在も取り組まれていますが、めぼしい成果は見られません。「人間の複雑な細胞の再生は容易でない」ということは確立された経験則のようです。
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by komunisto | 2014-04-04 10:24 | 衛生