生き残ったLinux

2214年8月22日

今、23世紀からこの通信をLinuxで行っています。といっても、私がLinux好みでそうしているのではなく、23世紀に使用可能なOSはLinuxしかないからそうしているのです。すなわち、23世紀のOSはLinuxの独占状態なのです。 

このような独占状態は、共産主義的「競争」の中で、21世紀にはむしろ主流だったWindowsやMacintoshといった強豪製品が淘汰されてしまった結果です。では、どうしてLinuxだけ生き残れたのでしょうか。

その秘密は、Linuxが資本主義の時代から、ボランティアによる研究開発と製品の無償供給・更新を原則とする方針を貫いていたからです。つまり、当初から共産主義的な方針による独異なOSだったのです。

それだけに、資本主義時代には商品生産される他のOSに比べ普及率では後塵を拝していたのですが、まさに共産主義の世界が到来すると、Linuxが俄然「競争力」を発揮し、共産化に適応し切れなかった他のOSを押しのけてしまったのでした。

しかし、このような極端な独占状態は脆弱性を悪用した集中攻撃を受けやすく、セキュリティー面での不安が増大しないかとの懸念があるかもしれませんが、特別の心配は無用のようです。

というのも、現在インターネット(エスペラント語でインテレート)は、かつてのような野放し状態ではなく、「世界インテレート機関」というグローバルな公的機関が直接に管理しており、セキュリティー対策も民間業者任せでなく、この機関が一括して実施しているからです。

それに加え、商業活動の廃止により、金銭目的での不正侵入行為などが根絶されたため、一部悪戯目的の愉快犯型の不正行為を除き、サイバー犯罪自体が激減しています。

また、無償供給ゆえにかつてはサポート情報も自力で検索する必要の高かった難点は、Linux一色となったことで専用サポート窓口(もちろん無料)が整備され、解決されています。

もっとも、個人的にはOSの世界でも多様化が進み、選択に困るほどに多種類のOSが開発される世界を夢見ているのですが、OSという複雑な製品の性質上、経済体制のいかんを問わず、この分野は独占化する傾向にあるようです。
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by komunisto | 2014-08-22 13:56 | 情報