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2014年 01月 26日 ( 1 )

2214年1月26日

23世紀人は討論好きです。それを象徴するのが、「討論カフェーヨ」(カフェーヨとは、カフェのエスペラント語)。これは様々な討論を目的としたお客の集まる喫茶室です。

こうした喫茶室がほとんどの市町村にいくつかは必ずあり、結構人で賑わっています。外見上はかつてのカフェとそう変わらず、コーヒーや紅茶が飲めるのですが、お客たちは普通の茶飲み話ではなく、政治経済や哲学・科学などに関する討論を交わすのです。

私も市内に行きつけのカフェーヨがあり、時々お邪魔をしています。ここには地元のS市民衆会議の代議員なども訪れ、市民と気軽に討論したりしていますし、地元にある私立系学術研究センターの研究員が来て、ゼミナール的な会を開いたりと、様々な目的に使われるちょっとした会議室のようなものです。

21世紀初頭に生きていた頃、日本では一般市民がこうした討論に参加する風潮はほとんどなく、社会的無関心が蔓延していました。そうした状況が大きく変わった要因としては、やはり民衆会議制度の確立が大きいと考えられます。

民衆会議は免許制ではありますが、代議員免許さえ取得して、くじ引きに当たれば、誰でも代表機関である中央及び地方の民衆会議代議員として直接に政治参加できる制度ですから、基本的にお任せ主義だった選挙制議会制度の時代よりも、人々の政治的・社会的な関心は高まります。

また大学を頂点としたエリート主義的な高等教育制度が廃され、老若男女問わずすべての市民に開かれた生涯教育制度に転換されたことも、一般市民の知的関心と向学心を高めていることは間違いありません。

そうした社会的変革の文化的な象徴が、討論カフェーヨだと言えるでしょう。ちなみに、貨幣経済が廃された現在、討論カフェーヨでも無料で飲食が提供されるのはもちろんです。
by komunisto | 2014-01-26 10:20 | 文化