2014年 05月 24日 ( 1 )

2214年5月24日

23世紀社会は労働が無償化されている、つまりあらゆる仕事はボランティアであるということはたびたびご報告していますが、21世紀の読者から、皆がタダ働きなのに働く意欲を維持していけるとは信じ難いとの疑念が寄せられています。これは私が下手に解説するより、実際に労働者の言葉を紹介したほうがよいでしょう。

Aさん(清掃員)
「仕事の報酬を得たいとは思わない。報酬がないと働かないなんて、動物並みね。清掃の仕事は大変な面もあるけど、環境美化に貢献しているっていう自負が支えよ。」

Bさん(教師)
「子どもの教育は、本来無償のものです。もしこの仕事に報酬があるとすれば、それは教え子がしっかりした大人に成長してくれるということに尽きます。」

Cさん(アーティスト)
「30歳過ぎまで、夢を追っていました。定職がなくても食べていける社会だからこそできたことで、そうじゃなかったら、とっくに夢を諦めていますよ。アートに報酬は必要ない。」

Dさん(私企業員)
「事務の仕事をしています。毎日パソコン画面に向かう単調な仕事ですが、半日しっかり働いて、半日は趣味のサッカークラブでサッカーを楽しむ生活はバランスが取れていて、満足しています。」

Eさん(医師)
「昔の医師は高収入を誇ったというけれども、収入目当てで医師になるなんて信じられない。医師の仕事は患者を治し、病気を予防すること、それが同時に医師としての報酬ではないか。」

Fさん(大工)
「これまで何度も転職を経験してるよ。大工になったのは40代から。腕を磨くことが職人魂で、依頼人が喜んでくれることが報酬だよ。」

Gさん(管理職公務員)
「報酬がないと、管理職を目指すモチベーションがなくなる?それは多少あるでしょうが、今の管理職は地位が高いというよりも、責任が重いのです。報酬で釣ろうとしても無理でしょうな。」

Hさん(介護職)
「介護の仕事は大変ですが、短期で辞める人は少ないです。みんな人のお世話が大好きなので、続けています。報酬はお年寄りの感謝の言葉や満足したお顔でしょうか。」
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by komunisto | 2014-05-24 09:42 | 生活